新刊「こころ」完成しました

お知らせする今日この日をずっと楽しみにしていました!
いざ当日を迎えてみると、
水上さんのTwitterを見てくださった方からたくさんの反響をいただいております。
みなさん本当にありがとうございます。

本書は水上 庭(みかみてい)さんのオリジナル作品をリメイクしたもので、一般書としてはデビュー作となります。
このお話は、旅物語であり、エッセイであり、恋愛小説であり、演劇の台本でもあります。
花の名前を持つ美しい少女と「私」の小さな旅物語です。
まるで磁石の両端のように性格が正反対な二人の、独特の距離感や何気ない会話から、誰でもが持つ日常的な感情を垣間見ることができます。
いままで当たり前に見ていたものが、まったく色を変えて目に映るような日常の発見がテーマの心温まる物語です。

表紙と裏表紙のイラストは、本編のワンシーンをイメージしてご本人の描き下ろした線画。
ふっと息を吹きかけると消えてしまいそうに繊細な線と点は、儚げで美しい少女達の生き様と重なるようです。

また、オリジナル作品の再現性を高めるために、今回は新だん紙という、ファインペーパーを厚さを変えて表紙と本文紙に使用しました。
新だん紙は「檀紙」という平安時代以降に宮中でも使用されていた和紙を再現した紙で、手触りもよく、波打つように美しいちぢりが特徴です。
その手触りも感じながら、読み進めてみてください。

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