糸は強い
あっという間に、もうすぐ夏がやってきますね。
と、同時にもうすぐやっと作りたかった冊子が完成します!
本をつくりたいとお声をかけてくださる方のために、本づくりのことをもっと知ってもらうために作りました。
今回こだわりたかったのは、内容はシンプルに、作りは糸かがりであることと上製本(ハードカバー)であることでした。
糸かがりにしようと決めたのは、糸という言葉。
本を作る過程でいとを入れたいと思いました。
意図を、入れたかった。
私にとって意図は、とても大切なものです。
すべての目的や行動を作り出すのも、意図だからです。
何をするにも、何を意図して、何を目的にするのかは、何をしているかよりも、大事なときが多いような気がします。
意図を大切にしたいから、糸かがりにしようと思いました。
糸かがりは、もちが良く強度も高いつくりです。
かがる方法はいろいろとありますが、今回は一折中綴じをしました。
結婚式の招待状などに使われる形です。
この夏は素敵な製本所との出会いもあり、できることが少しずつ増えていくのがうれしい日々を過ごしています。
あなたが本を作るとしたら、どんなことにこだわりたいですか?
何を意図して本を作りますか?